day31:またね
喪主は母が務めた。 晩年の祖父は、ほとんど人の区別がつかない状態で施設で過ごしたこともあって、葬儀は内々に済ませるものだと思っていたけど、母は祖母のときもほとんど挨拶ができなかったからと言って、生前の祖父とそこそこの親交のあった人には声を…
5週目 ダサ税3ダサ税3,小説,文披31題
day30:色相
祖父が退院できる状態になったというので、病院と施設との間で打ち合わせをしてもらった。退院祝いにでも行ったほうがいいのかもしれないけど、まあ、祖父は僕のことわからないし。 でも、たぶんハルは覚えられている。少なくとも僕の認識では、祖父の記憶…
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day29:焦がす
いろんな夫婦は見るのだけれど、やっぱり職業柄、別れるかどうかの瀬戸際のふたりが圧倒的に多い。一方、どんなに思い合っていても「夫婦」になっていないふたりには、あまりお目にかからない。 もちろん、特定の属性のふたりは夫婦になれないという制度自…
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